青い海、青い空、自然豊かな瀬戸内海。
山口県上関町に、使用済み核燃料の中間
貯蔵施設が建てられようとしています。
この計画を止めるために
あなたも「反対」の声を上げていただけませんか。
山口県上関(かみのせき)町について
上関町は山口県の南東部、瀬戸内海に突き出した室津半島の先端部と、長島・祝島・八島などの島々からなり、「奇跡の海」と呼ばれる美しい海に囲まれた自然豊かな町です。古くから海上交通の要衝として栄え、江戸時代には、北前船や朝鮮通信使などの寄港地にもなっていました。現在の人口は約2300人。少子高齢化と人口減少が進み、この40年間で人口は3分の1に減り、高齢化率は中国地方で最も高くなっています。
「上関原発」、そして「中間貯蔵施設」の建設計画
上関町で原発建設計画が浮上したのは1982年6月。以降、町の住民は原発計画に対する推進・反対に二分され、激しく対立してきました。予定地の対岸約4kmに位置する祝島では、多くの島民が40年以上にわたり、原発反対運動を続けています。しかし、2001年に国の電源開発基本計画に組み入れられ、2009年には中国電力が敷地造成・埋め立て工事に着手しました。しかし、祝島を中心とした反対住民の体を張った抗議行動により、埋め立て工事が進まない中、東日本大震災が発生、福島第一原発の事故を受け工事がストップし、現在に至っています。
上関原発は当分無理だろうという雰囲気になり、当時の柏原町長も原発に頼らない町づくりを目指したので、住民の対立も徐々に和らいでいきました。しかし一方で、中国電力は、その後も原発予定地に続く道路の拡幅工事などを進めていました。2022年9月に柏原町長が病気のため辞職、選挙で当選した西町長は、原発関連の交付金に代わる財源確保のため、2023年2月に西村経済産業相や中国電力に、原発事業推進と財政支援を求めました。2023年8月、中国電力が関西電力と共同で、使用済み核燃料の中間貯蔵施設を建設する計画を上関町に提案。西町長は、そのわずか16日後に、建設のための調査受け入れを表明しました。上関町や周辺自治体の住民にとっては、まさに寝耳に水。中間貯蔵施設がどういうものなのか、よくわからないまま、計画が進められようとしています。
上関町に原発や「核のゴミ」捨て場を建てさせないよう 皆様のご支援・ご協力をお願いします
このまま計画が進めば、豊かな自然に恵まれたこの地域が、危険な「核のゴミ」と隣り合わせの生活を永遠に強いられることになります。この計画を白紙撤回させるために、皆様のご協力をお願いします。小さな声も集まれば大きな力になります。SNSでの発信、ご友人への呼びかけ、新聞への投稿、地元の議員への要請、など、ご自身の可能な範囲でこの計画に反対の声を上げていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
★上関町の中間貯蔵施設に関する報道記事はこちらをご覧ください →関連ニュースのブログへ
上関町に中間貯蔵施設を建てさせないためには、多くの人が反対の声を上げることが必要です。
小さな声でも、たくさん集まれば大きな力になります。
何も言わないのは、賛成しているのと同じことなのです。
「でも、具体的にどういうことをしたらいいの?」と言われる方も多いです。
ここでは、誰でも気軽にできるアクションから、ちょっと気合のいるアクションまで紹介します。
ご自分にできることから始めましょう。
上記以外にもたくさんできることがあると思います。
「こういうことも効果がありますよ」というアイデアがある方は、ぜひ教えてください。
『雑誌アジェンダ』83号(2023年冬号) (アジェンダ・プロジェクト 660円) <特集:原発のない未来を作ろう> 上関原発や中間貯蔵施設についての詳しい記事が掲載されています 祝島の取材記事もあります →購入はアジェンダ・プロジェクトのサイトへ | |
『はっぴーあいらんど祝島通信』Vol.1~4 (みずのわ出版 各1500円) 2009年~2011年、上関原発予定地の埋め立て工事を進めようとする中国電力と、阻止しようとする住民たちの緊迫した状況、そして東日本大震災による福島第一原発の事故による埋め立て工事の中断まで。 関東のコミュニティーFM放送で2年間、毎週火曜日のお昼に語られた祝島の話、そして上関原発問題の話。それが祝島の写真と共に本になりました。 | |
小出裕章 講演録『原発計画30km圏内の光市民として』(ハッピーアイランド企画 500円) 2009年6月に光市民ホールで開催された小出裕章さん(京都大学原子炉実験所(当時))の講演会のお話をそのまま書き起こしたものです。科学者の視点から市民の立場に立ち、原子力発電所の危険性について大変わかりやすくお話しくださいました。 できるだけ多くの方にお伝えしたい内容でしたので、冊子として出版させていただきました。 | |
→書籍のご購入は「祝島ホームページ」通販コーナーへ |
私たちは、山口県上関町祝島で民宿を経営しています。
40年以上続く上関原発建設計画が当面は大きな動きはなさそうだと思っていたら、突然浮上した使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設の計画。しかも、住民の意見をまったく聞かないうちに、町長が独断で調査の受け入れを表明。異例のスピードでこの計画が進んでいくのではないかと、危機感を抱き、急遽このサイトを立ち上げました。上関原発や中間貯蔵施設の計画に反対していただける多くの皆様とつながり、計画を白紙撤回させることに少しでも役立てばと考えています。
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